菅笠や白衣の梵字の意味は?
この梵字は「ユ」と読んで,十三仏の中の弥勒菩薩を意味します。
こういう仏様を表す梵字の事を種子(しゅし/しゅじ)と言いまして,簡単に言えばシンボルマークの様なものですネ。
さて,この弥勒菩薩ですが,片足をもう一方の足の上にのせ,右手を頬にあてて考え込んでいる姿の京都 広隆寺の国宝 弥勒菩薩半跏思惟像といえば,ご存知な方も多いんじゃないでしょうか。
はるか上空の兜率天という所で,日々修行されていて,お釈迦さんの入滅後,56億7000万年後に,この世に降臨して,人々を救済するという将来,仏様になる事が約束されたエリート菩薩です。弥勒菩薩が降臨した世の中は,とても素晴らしい理想の世界とも言われていますので,私もそれまで生きてみたいけど,それはちょっと無理かな(^_^;)
この弥勒菩薩と遍路の関係はと言いますと,お大師さんが入定される際に,お弟子さん達に「自分は今から兜率天にのぼって,弥勒菩薩の御前に,はべるつもりだ。その兜率天にあって,微雲の間から地上をのぞき,そなた達のあり方をよく観察している。
さらには56億7000万年ののち,自分は必ず弥勒菩薩と共に全ての仏弟子を救うために下生し,わが跡を訪れるだろう」と遺言された程,弥勒信仰に厚かった事から,お大師さんの種子にもなっています。
お大師さんと同行二人のお遍路さんの菅笠や白衣に,この種子があるのは,そういう理由からなんですネ。
これから遍路を始める方は,ちょっぴり気を付けながら,お参りしましょう(^O^)


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