あの寺この寺 札所めぐり【14番 常楽寺】
大師は直ちに,2尺6寸の尊像を霊木に刻んで中堂に安置し,四国霊場第14番の本尊に定めたと伝わる。
伽藍は大師の弟子である真然(しんねん)僧正,祈親(きしん)法師らによって整備され,室町時代には細川家の祈願所として栄えた。
大正年間(1573〜1592),土佐・長曽我部氏の兵火で焼失したが万治二年(1659),阿波藩主・蜂須賀光隆氏によって再興される。
その後,溜池築造のため文化十五年(1818)に現在地に移されたという。
弘法大師が四国を巡錫中に糖尿病で苦しむ一人の老人と出会った。
大師は持参の霊木を削り老人に煎じて飲まし,加持祈念すると病気もただちに治癒したという。
大師は「今後同病並びに中風症,腎臓病に悩む者あれば,箸又は煎薬として常用せよ。効験いやちこなり」といわれ,押し木して育ったと伝わるその霊木は,あらゆる病気に霊験を発揮すると伝えられていた。
数度の兵火により霊木を焼失するが,その後,この地に飛種して発芽したイチイが大木となり,別名「アララギの霊木」と呼ばれ信仰を集めている。
ゴツゴツとした岩肌の上に枝を広げる霊木。その木の股に置かれた「アララギ大師」も見逃せない。
本堂には四国八十八ヵ所霊場中唯一の弥勒菩薩が祀られている。日本三体のひとつとして数えられ,傑作仏像としての評価も高い。
弥勒菩薩は,釈迦の入滅後,56億7000万年後に,兜率天からこの世に下生し,衆生を救済すると言われている有り難い未来仏である。
(平成20年7月1日発行 第292号 情報紙「へんろ」引用)
最近,14番札所 常楽寺横の池の魚が,大量に死んでいたそうです(T_T)
どうやら,原因は,水位低下による酸欠らしいのですが,ちょっと異臭もある様なので,これからお参りの方はご注意下さいネ!


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